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ヨーロッパのポピュリスト政党 一覧 2020

近年台頭するヨーロッパのポピュリスト政党についてまとめました。


国民連合(旧国民戦線):フランス

極右活動家ジャン=マリー=ルペンが中心となって1972年に結成したフランスの政党。
現在の党首マリーヌ・ルペンは、マリー・ルペンの娘である。
マリーヌ・ルペンは、2017年の大統領選挙で決戦投票まで進み、マクロンに敗れた。主張する政策は、反EU、不法移民の追放。


ドイツのための選択肢(AfD):ドイツ

反難民・移民を訴える右翼ポピュリスト政党。
CSUは右派の支持を食われ、より右傾化し、当時の連立内閣崩壊の危機を創出した。
地方議会でも一定の躍進はあるものの、寛容なドイツ社会において政権をとるほどの力は今のところない。


スイス国民党:スイス

2003年10月の総選挙で第1党に躍進してからは、与党も経験。現在でも国民議会で27%の議席を持つ。
党内右派のクリストフ・ブロッハーがポピュリストとして有名(ビジネスマン出身の政治家)。
欧州連合(EU)加盟反対や移民・難民制限などを掲げる。


フィデス=ハンガリー市民同盟(フィデス):ハンガリー

誰もが知るポピュリスト、オルバーン・ヴィクトルが党首の右派政党。現在は政権を持つ。
2002年の総選挙で敗北した後、「国民が野党であることはあり得ない」と発言。まさにポピュリスト的発言。
毎週金曜日にラジオ番組でインタビューを受け、国民の代表をアピールしているらしい。
シリア内戦の長期化に端を発する難民危機に際しては、難民の非合法的な 越境行為を阻止するため、セルビアとの国境に全長約175キロメートル, 高さ4 メートルのフェンスを設置することを決定。セルビアとの国境も封鎖した。
全体として西欧のリベラルな価値観との対立が見える。


オーストリア自由党オーストリア

ポピュリズム、欧州懐疑主義、反移民、反ムスリムを掲げる 極右政党。
2017年には中道右派の国民党と連立する形で政権入り。シリア難民危機が影響した結果であろうと思われる。
現在は、連立を解消され、一時期ほどの勢いはないものの依然として影響力は強い。
代表的なポピュリストとしては、イェルクハイダーやハインツ=クリスティアン・シュトラーヒェがいる。


五つ星運動:イタリア

2018年3月、イタリアの極右ポピュリスト政党である「同盟」とともに躍進(数年前から躍進はしていた)。連立政権を組む。
ベッペ・グリッロによって設立。インターネット主体の活動で有名(インターネットで支持者かにむけて政策の投票を行ったり)。
EU色と環境保護を中心政策とする。


同盟:イタリア

五つ星運動と同様に2018年3月の上下院選挙で躍進。政権をとる。
反移民強硬派で極右的ポピュリズム政党。
2018年7月、世論調査の支持率で、同盟が五つ星を大きく上回ったため、同盟を率いるサルビーニは内閣不信任案を出し、さらなる議席獲得を狙った。
結果として反「同盟」で、中道左派民主党五つ星運動が連立を組むことで、影響力拡大は失敗した。

法と正義(PiS):ポーランド

党首はヤロスワフ・カチンスキ民族主義的な主張を掲げ欧州連合(EU)やドイツと軋轢を生む、国家主義政党。
司法制度を国家権力の下に置こうとする様子も見られる。
2010年まで双子の弟ともに政権を持ち、兄弟政治などと呼ばれていた。ハンガリーのオルバーンとは盟友的関係。

オランダ自由党(PVV):オランダ

党首ヘルト・ウィルダースはオランダのトランプなどと呼ばれる。
EUからの離脱、反移民、反イスラムと三拍子そろった主張を掲げる極右政党(モロッコ系移民の追放やコーランの禁書なども主張してきた)。
2017年の総選挙では20議席を獲得し第2党へと躍進。しかしながら、こちらも現状では与党になるまでの勢いは見えません。


参考文献 1999年11月22日週刊アエラ
     2003年12月11日読売新聞朝刊
     2019年8月30に日毎日新聞朝刊 国際面
     2017年7月19日毎日新聞朝刊 内政面



中世フランス王の死
https://politics-news.hatenablog.com/entry/2020/05/16/005811
財界追放とは?(占領政策政治学用語
https://politics-news.hatenablog.com/entry/2020/05/15/232054